来なはいや海の家 八幡浜・保内にオープン
愛媛県八幡浜市保内町喜木津の喜木津浜近くに今夏、海の家「浜辺のDEN」がオープンした。人口減少や高齢化が進む地区を盛り上げようと、若手住民主体のまちづくりグループ「Kレーベル」が運営し、海水浴客や地元住民の交流拠点になっている。
喜木津浜は、夏は中高生や家族連れらが海水浴に訪れ、釣りスポットとしても知られる。一方、喜木津・広早地区の人口は2015年3月現在で約190人。15年前と比べて100人以上減った。代表の永井孝志さん(34)は「地域資源を生かし人が集まる場を設け、新しいコミュニティーにつなげたい」と海の家を企画。市の「市民提案型まちづくり事業補助金」を活用した。
海の家は縫製工場だった地区所有の木造倉庫を使い、7月21日にオープン。かき氷やカレーライスなどを販売するほか、茶の間をイメージした休憩スペースも設けた。
今シーズンは8月末まで営業予定。永井さんは「今後も改良を重ね、息の長い取り組みにしていきたい」と意気込んでいる。